2007年03月19日

たまには違ったことに目をやることも大事

乾燥した穀物を加熱して作るはったい粉や、加熱した穀物性食品を乾燥して作る糒は、インスタント食品の走りともいうべきものである。他にも湯を加えるだけで食べられる食品としては葛湯や蕎麦掻きなども古くから存在する。

缶詰はフランスでナポレオン・ボナパルトによる懸賞に応募する形で1804年にニコラ・アペールが発明した瓶詰めをルーツに持つ。1810年にイギリスのピーターデュランドが、金属製容器に食品を入れる方法を発明し、その後形状、開封方法、内面の保護方法などに工夫を加えて、現在の缶詰となっている。レトルトパックは、缶詰の包装材料にさらに工夫を加え、プラスチックやアルミホイルなどを用いるように改良した製品である。

中国で清代(1644年〜1911年)に作られた「伊府麺」(Yifu noodles)は、一度ゆでてから油で揚げて、常温で数日以上保存できるようにしたもので、1950年代に生まれたインスタントラーメンのルーツとも言える。インスタントラーメンの普及によって、粉末スープを製造する技術が生まれ、さらに、医薬品製造に用いられていた凍結乾燥(フリーズドライ)の技術が、ネギやエビなどの具にも応用され、食品に広く用いられるようになった。
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頭を動かそう

その後、アポロ計画で宇宙食に採用されたことで多くの食品メーカーに注目される。しかし、アメリカでは、当時、すでに一般家庭に冷凍冷蔵庫が普及しており、各種の冷凍食品(TVディナー等)が発売されていたことからまったく普及しなかった(アメリカ食品医薬品局より認可が下りなかったのも原因)。

逆に日本では、当時、冷凍冷蔵庫の普及が遅れていたため、常温で流通、保存できる缶詰にかわる新しい加工食品として期待がかけられた。

1968年2月に、大塚食品工業(現・大塚食品)より世界初の一般向けレトルト食品として「ボンカレー」が地域限定ではあるが発売された。翌1969年4月には、パッケージングを改良したうえで全国発売されている。アポロ7号の打ち上げが1968年10月11日なので、いかに日本のレトルト食品の歴史が古いかがわかる。

ボンカレー発売当時の宣伝は「3分温めるだけですぐ食べられる」という内容のものであった。宣伝からも分かるように、保存性よりも簡便性を前面に打ち出しており、インスタント食品の一種として普及していった。

なお、多くのレトルト食品が販売されている2007年現在でも、売上高の三分の一以上はカレーで占められている。これは、レトルト臭と呼ばれる加熱不快臭が発生しても食感に影響しにくいためである。
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トリプルプレー

生鮮食品(せいせんしょくひん)とは、生鮮(新鮮)であることが求められる食品のことである。 具体的には青果、鮮魚、精肉などの食材を指し、一般的に加工食品は含まれない。

日本の流通業界などにおいては、主に卸売市場にて取引される品目を指すことが多く、食品ではない花卉なども生鮮食品として扱われる。 逆に、卸売市場を介さずに流通することの多いモヤシ、卵などの品目が、生鮮食品ではなく日配食品として扱われる場合もある。 業者によってはハム、ソーセージなど、一部の加工食品を生鮮食品としている。

生鮮食品は品質の劣化が早く、貯蔵が難しい。 一箇所の設備で一定の品質のものを大量生産することは不可能であり、産地は全国、あるいは世界中に分散している。 生産量や品質は気候、天候に左右され、需要の変化に応じて短期間で増産、減産することは困難である。 流通の際には厳格な温度管理や迅速さが求められ、生産や仕入れには技量と熟練が必要とされる。
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ちょっとした勘違い

にがり(苦汁、滷汁)とは、海水からとれる食品添加物。海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体。主に豆腐の伝統的製法において、豆乳を固める凝固剤として使用される。また料理のアク取りにも使われる。

海水に含まれている塩類は、塩化ナトリウムが多数を占める。海水から食塩を生成する場合、塩化ナトリウムが結晶化し、これを取り除いた後に残った物が苦汁である。成分は、塩化マグネシウムや塩化カルシウムなどである。ほかにカリウム・鉄などのミネラルを含む。味は文字通り苦い。

食品衛生法ではにがりは「粗製海水マグネシウム」という名称で既存添加物名簿に収録されている。法律では食品に添加物を使用した際は基本的に名簿にある物質名で標記をすることになっているが、粗製海水マグネシウムは豆腐の凝固剤として使用した場合のみ「にがり」と標記してもよいことになっている。

2004年あたりから、日本では、にがりはダイエット食品として話題になってきているが、科学的根拠は明確でなく下痢やミネラルの吸収阻害などの悪影響が出る場合があり[1]、過剰摂取は大変危険である、現に2004年に知的障害者更生施設にてにがりの原液400mlを誤って飲まされて女性が死亡する事件が起こっている。
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世界三大珍味

豆乳(とうにゅう)は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮つめ、漉した飲料である。牛乳に似た食感がある。これににがりなどの凝固剤を加えて固めた物が豆腐である。大豆から豆乳を絞った残りかすはおからと言う。

そのままの豆乳は飲みづらいので、甘味料・香料・植物油などを加えて飲みやすくした「調製豆乳(ちょうせいとうにゅう)」も販売されている。区別するため普通のものは「無調整豆乳」と表記しているものもある。近年は大豆の青臭さを抑えられる製法が開発され、健康志向・自然志向も手伝って無調整豆乳の需要が増えている。

日本国内の代表的な製造販売メーカーは紀文フードケミファ・マルサン・大塚製薬など。米国では Eden Foods など。

豆乳を煮たとき、表面にできる薄皮を引き上げたものをゆば(湯葉・湯波)といい、おもに吸い物の具として使われたり、刺身と同様にそのまま食べたりする。

中国語では豆漿(トウチアン dòujiāng)と表記し、台湾語は日本語と同じ豆乳(タウニー)と呼ぶ。 中国文化圏では暖めた豆乳に砂糖を加えた物に油条を浸して食べる習慣がある。豆乳に塩味の出汁を加え浅葱と油条を浮かべた鹹豆漿(シェントウチアン)は朝粥の感覚の「食べる豆乳」である。もともと豆漿は主に北方中国で飲まれていたが、1955年に台北県永和市で開店した豆漿店、「世界豆漿大王」(現、新世界豆漿大王)が人気を集めた事によって中国文化圏を代表する軽食として知られるようになった。
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